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肋骨打撲と骨折の違いとは?症状を理解して適切に処置しよう

2021/01/22
肋骨打撲と肋骨骨折は、どちらも胸部に強い衝撃が加わった際に発生します。
しかし、症状や治療法はそれぞれ異なるため、適切に処置をしなければなりません。
さらに肋骨を損傷することで、本来肋骨に守られている内臓も損傷している場合があります。
この場合は、慎重に対処しなければ命にかかわります。
そこで今回は、肋骨打撲と骨折の違いについて解説していきます。

▼肋骨打撲
肋骨打撲は、交通事故や高所からの落下、スポーツ事故など胸部に強い衝撃が加わることで発生します。
軽度のものであれば、患部の痛みや腫れ、内出血が見られる程度です。
そのため、患部に湿布を貼り安静に保ち、消炎鎮痛剤を服用すれば数日~数週間で完治します。

▼肋骨骨折
肋骨骨折は、直接肋骨に強い衝撃が加わって発生するものと、体を捻る動作や咳などで発生するものがあります。
大きな衝撃が加わって発生した場合は、骨折と同時に内臓を損傷していることが多く、命にかかわることもあるのです。
症状は患部の痛みや腫れ、内出血の他に、軽く圧迫すると痛みが出たり、深呼吸や咳でも痛みが強く表れます。

▼まとめ
肋骨打撲と骨折の違いは、深呼吸や咳をしたときに患部が痛むかどうかがわかりやすいポイントです。
また骨折している場合は、触った時に骨が出っ張ったり凹んだりしているのがわかることもあります。
打撲と骨折どちらにせよ処置は必要なので、受傷後は早めに整形外科で診てもらいましょう。