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手首の腱鞘炎が起こる原因や症状、治療法とは?

2021/02/01

手首の腱鞘炎は、正しくは「ドケルバン病」と言います。
母指側にある長母指外転筋と短母指伸筋腱が通っている、手背第一コンパートメントに起こる腱鞘炎です。
腱鞘炎に悩まされている方も多いと思いますので、今回は手首の腱鞘炎が起こる原因や症状、治療法について解説していきます。

▼原因
手首の腱鞘炎が発生する原因は、手の使い過ぎです。
妊娠出産期や更年期の女性に多く見られ、手をよく使うスポーツや、指を酷使する仕事の人にも発生しやすいです。

▼症状
母指側にある2つの腱と、その腱が通っている腱鞘に炎症が起きている状態なので、手首の母指側が腫れたり痛みが出たりします。
手首を動かすだけでなく、母指を動かすことでも強い痛みが発生します。

▼治療法
治療法は保存療法を行うことがほとんどで、テーピングやシーネで固定し安静を図ったり、痛み止めの薬を服用したり、ステロイド注射をうつことで少しずつ症状が改善していきます。
これらの方法で改善されない場合や何度も再発する場合は、腱鞘切開という手術を行います。

▼まとめ
手首は日常生活でもよく使うので、痛みが続くと厄介ですよね。
とくに最近はパソコンなどで長時間手を使うことが多く、腱鞘炎のリスクが高まっています。
早期に治療すれば手術をしなくても改善する場合がほとんどなので、手首が痛い、腱鞘炎かもと思ったら早めに整形外科を受診して、適切な処置を行いましょう。